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恒例の森林公園のイベント、今年は去る7月25日の土曜日に、梅雨明けのギンギンの炎天下で挙行。
東武東上線「森林公園駅」北口の集合場所に8人の参加者が集結し、「厳しい暑さの中、安全・無事故でイベントを終える」ことを最大の目標に掲げ、入念に体をほぐした後森林公園に向かい、イベントを開始した。 森林公園に入り、園内コース走行の開始に当たり入口の噴水の前で、安全・無事故で走行を終え、夕方再び同じ場所で全員元気に揃って集うことを誓い合い、「BEFORE」の写真を撮影。 園内サイクリングを開始。華麗な白い花を咲かせたたくさんのヤマユリがサイクリングコース沿いにお辞儀をするように我々を迎えてくれた。この時期園内あちらこちらでヤマユリが花を咲かせ、来園者の目を楽しませてくれる。 小径や花畑にはヤマユリの他に桔梗やオオバギボウシなどが花を咲かせ、足を踏み入れた野道にはレンゲショウマが見ごろを迎えて群生していた。 午前中は厳しい暑さの中、ゆっくりした行程で、小まめに休憩を取り、水分を補給しながらサイクリング&ウォーキングを楽しんだ。 お昼は、秋に紅葉、黄葉が楽しめそうな「カエデ園」の鮮やかな緑の中のあずまやや木陰で休憩を取り、昼食を食べ、サイクリングやお花のことなどを和やかに話しながら、午後の行程に備えゆっくり体を休めた。 昼休み終了後、「彫刻広場」を散策。広場の一角にあるハスの葉など水草に覆われた池で、体調2㎝位でメタリック色か透明に近い色の小ぶりな羽をしたトンボが多数水際に飛んでいるのに遭遇。その様子を熱心に撮影しているおじさんから絶滅が危惧されている‘チョウトンボ’ ‘ショウジョウトンボ’ ‘キ・イトトンボ’であると教わり、しばし観察。写真を撮り忘れたのは実に残念であった。 昼食前に停めた駐輪場に戻りその木陰で、安全推進イベントの一環としてU氏を講師に「パンク修理講習会」を開催。レンタルのママチャリ1台を利用してタイヤの外し方やチューブの取り出し方の講義、そして持参のパンクしたチューブで修理の仕方について実技講習を受け、質疑なども活発に行われた。サイクリングクラブ員としてパンク修理技術習得の必要性・重要性が再認識され、充実した講習会が催せたと考える。 午後は、公園南口のゴールを目指してコースを進行するサイクリング行程である。 朝に比べて日差しがきつくなり暑さが増し、コースのほとんどが炎天下にさらされた道である上に、厳しい上り坂の難所が少なくとも三箇所控えており、ハードな走行が予想され、「安全・無事故」の目標達成の正念場、と全員気を引き締めて午後の走行を開始した。 出だし緩斜面のアップ・ダウンを走行しながら、一箇所目の難所にかかる手前まで進行し、木陰の多い場所で午後一回目の休憩を取得。厳しい暑さながら日陰で水分と塩分を補給し、少し長い目の時間を取って体を休め、体調を整えた。 一箇所目の上り坂の難所に差し掛かり、ダラダラと長い坂道を一生懸命進行しクリアした後、全員の走行状況、体調状態を見て二箇所目のきつい目の上り坂の難所も一気にクリアすることにした。 必死に頑張って自転車を進め、全員かなり疲労、消耗した状態で、木陰が広く少しは風が通る午後二回目の休憩場所に辿り着き、座って足を伸ばす等暫く休憩することとした。 実は前述午後の二度の休憩において、F氏から頭痛の症状について申し出があり、心配していた事態が起きた、と緊張が走った。 一回目の休憩のときの申し出に際しては、木陰で長い目の休憩を取りながら様子を見ることとした。暫くして、頭痛が治まって来て走行の継続は可能である旨の申し出があり、観察したところ意識ははっきりしており、目の動きなども普通で、足元も安定している状態を確認し、F氏の走行順を中間位置に変更したうえで全員での走行の継続を決め、走行を再開した。この時は、軽く済んで良かった、と正直安堵した。 二度目の休憩のときに、頭痛がひどくなり、この後の走行は中止したい旨の緊張感が増す内容の申し出を受け、焦った。すぐにシートを敷き、メンバーから提供のあった氷水を飲んだりして横になって体を休めてもらい、暫くして睡眠された様子であった。 これまでの経過を振り返り、現在の様子を見、気象条件を考慮して、これ以上のF氏の走行は不可と判断し、メンバーのベテランの方に相談したところ同意見の旨アドバイスをいただき、即公園管理センターに連絡を取り、事態を報告し救援を依頼した。約10分後管理センターの車両が到着し、その間にF氏は回復し走行可の申し出があったが、安全を第一に慎重を期し、センターで適切な対応を受けるよう説明し、理解を得て、南口まで搬送してもらった。言い方は不適切であるが比較的元気に搬送される光景を見て、少し安堵する気持であった。 搬送を見届け、残り7人のメンバーで、気持ちを引き締め、少々距離が長い急勾配の上り坂の最後の難関に立ち向かい、ゴールを目指し走行を再開した。全員気力を振り絞って難関を必死に走行し、暫くの苦戦の後コース終着地点に無事到着。最後の休憩を取り、気持ち良く水分を補給しながら呼吸を整えた。 そこにある売店の店員さんによると午後から気温は40度を超え、売店のクーラーは全く効かなかったとのこと。そんな中全員よく頑張ったものである。 公園南口の出口に到着した時、公園の職員さんからF氏はすっかり回復し公園の外の休憩所で待機している旨の連絡を受け、ここでようやく全員安堵し胸をなで下ろした。 南口出口手前の噴水の前での「AFTER」の写真は残念ながら一人欠けてしまったが、公園を出てすっかり元気を取り戻したF氏と合流し、無事を喜び合うと共に、改めて背景の異なる「AFTER」の撮影をした。(通りがかりの人がいなく、メンバーのT氏が撮影。間違いなく8人全員元気に揃っています。) 写真撮影後フルメンバーで、再度気を引き締め、まだまだ暑い自転車専用道路を朝の集合場所の森林公園駅に向かい最後の走行をし、駅前で自転車を返却。 「第203回武蔵丘陵森林公園サイクリング」のイベントを終了した。 8人全員で反省会の店に移動し、今度はギンギンではなく、キンキン・冷え冷えの生ビールで乾杯! グイ~ッ! 喉越しの爽快感がタマリマセ~ン!! さて、今回は私のリーダー初挑戦のイベントであった。 参加者皆さんの後押しとラッキーに恵まれて、スタート時に掲げた「厳しい暑さの中、安全・無事故でイベントを終える」との目標も「終わり良ければ全て良し!」で達成することができ、貴重な経験をさせていただいた。 サブリーダーをお引き受けいただいたお二人、講習会で講師をお願いしたUさん、そして一日を通して色々な局面でアドバイスやご指導をいただいた諸先輩方、ご参加の皆々様に心よりの御礼を申し上げたい。 最後に当日の貴重な経験を通しての所感を書き添えてイベント報告を終えることとする。 “平均年齢の高い我がサイクリングクラブにおいて、不測の事態の発生が確実に危惧される猛暑の中でのイベントの計画、実施は如何なものか? 今回は幸い「終わり良ければ全て良し!」となったが、リスクマネージメントの観点に立てば、「始まりから終わりまで全て良し!」で計画すべきで、実施すべき。 その意味で今回のイベントはどうであったのだろうか・・・。” 《y.n.記》
by BicyclingClub
| 2015-08-02 16:11
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