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10月25日(土)催行の第193回サイクリングは、新企画の「小江戸川越歴史探索」。13名のメンバーが参加し、爽やかな秋晴れのもとで情緒豊かな小江戸川越の歴史や味覚を堪能した。
集合は東上線川越駅と西武新宿線本川越駅の二択。川越駅に集合した8名(久しぶり参加のMMさんはここまで来たのに急用で帰る。)は、駅から延々と続く石畳の商店街クレアモールを抜けて本川越駅まで歩く。まだ朝10時ちょっと過ぎだというのに、土産物店も混ざった商店街はかなりの人出で、活気に満ちていた。 川越駅の周辺は大きなビルや店舗が林立し人も車もごった返していたが、約10分で着いた本川越駅は落ち着いて昔の風格を感じさせる。ここで5人と合流し打合せ。 打合せの後 、自転車を貸してくれる近くの自転車店へ。1人1人店員さんに調整して貰うのでかなり時間がかかり大分遅れたが、13名が3班各4〜5名の体制でいざ出発! 街中を抜けるまでは人も車も多く走路も狭くて緊張したが、すぐに住宅の合間に畑もかなりあるのんびりした風景が現れる。「川越ってまだこんなに畑があるんですね。」と初参加のFさん。そういえば、いつかTVで「川越は土が良くて消費地にも近いので、美味しい野菜が取れる。」と言っていた。 配られたマップを見ても川越近郊は由緒ありげなお寺だらけだが、今日はコースの最後にお楽しみの「蔵街通り散策」があるので自転車走行は10km程度、寄り道は2,3カ所だけの予定。 まず最初の見学地 仙波東照宮とそれに隣接する喜多院へ。「どちらも徳川家ゆかりの寺で、東照宮は日光への途次家康の法要が行われたところ、喜多院には家光誕生の間や春日局化粧の間がある。」とのリーダーKz.A.さんの詳しいガイド付きで今日の川越巡りはスタートした。 <仙波東照宮の急な階段を下る。> <喜多院の賑わい> <本殿の前で記念写真、あれ?1人少ない!> <聖徳太子六角堂と木遣り塚> 見所満載の喜多院だったが、残念!時間もないので見学はそこそこに門前のそば屋へ。 美味しいおそばでしっかり腹ごしらえをした後、歩いて喜多院に隣接する成田山別院へ向かう。 喜多院は古色漂う風格と沢山の人で賑わっていたが、ここは人っ子一人いない。が施設はどれもぴっかぴかで不動霊場巡りの念仏テープなども流れなにやらハイテク。本殿の3階には寄進仏が何百体?もずら〜っと並んだ展示の間があり、木彫り一体20万円、以下10万円、5万円などと募集案内もあった。毎月28日は蚤の市で大賑わいだそうな。 次は少し自転車を走らせて、川越本丸御殿(川越城遺構)へ。 専属ガイドKz.A.さんの説明によると、15世紀に上杉家が太田道灌親子らに築城させた城で17世紀には松平が大規模拡張して巨大な城郭になった。今はその一部しか残っていないが、東日本唯一の本丸遺構で日本百名城のひとつだという。 <メモも見ずよどみない名ガイド> このあと予定していた博物館は時間が無く残念ながら割愛し、今日の前半コースはこれで終了。 後半は街並み散策になるのでそちら方面へしばらく走り、自転車を押して菓子屋横町を抜け、事前にご厚意で許可を頂いてある古刹の養寿院へ自転車を置かせていただいて、一筋向こうの蔵屋敷通りへ向かう。 観光寺ではないという養寿院は凛としたたたずまいだった。 晴天の土曜日とあって、蔵屋敷通りは人、人、人・・・。交通量のかなり多い2車線県道の両側に蔵造りの建物が並び、各々がお店になっいてまるで映画のセットに迷い込んだよう。この重厚な街並みは実は民家で、防火のためにこういう土蔵作りにしたんだそうな。通りに目立つのはやはり「紫いも」の上りや看板で、お菓子、アイス、パスタまでまさに「お芋の街川越」でした。 人混みをかき分けてまずは蔵造り資料館を見学。ちょうど3時で、資料館のView point から「時の鐘」の鳴るのがよく見えた。蔵造りの家の内部は狭く、急な階段は太った人にはちょっと大変そう。 大きな鬼瓦の前ではいポーズ。 資料館を出て「時の鐘」通りをぶらぶらする。 紫いもソフトでのどを潤す。 立派なお屋敷!ここも通りに面した一階はお店です。 こんな刃物を並べたお店も。 路地奥には蔵を利用したアトリエ工房 すぐそばには苦行釈迦像が静かに座すお寺も。こんなお釈迦様像はじめてみた! 秋の日暮れは早い。陽も傾いてきたので養寿院に戻って自転車をとり(駐輪のご好意に感謝!)、本川越近くの自転車店へ(きちんと整備された自転車に感謝!)。 反省会は本川越駅近くの「ひもの屋」で、 楽しかった今日のサイクリングにかんぱ〜い!大きな干物がさすが美味しかったです。 川越は狭いエリアながら由緒あるお寺や史跡が目白押し、蔵造りの通りには美味しそうなスイーツや雑貨のお店も沢山あって、とても一日では廻りきれない魅力的な所でした。今回の「小江戸・川越歴史探索サイクリング」は初めての企画でしたが、的確なコースセレクトと、時代小説が大好きというリーダーの要所要所での説明(メモも見ずの!)のお陰で、とっても濃い一日になりました。「都心からちょっと離れたお芋の街」程度の認識しかなかった歴史オンチの私(Kn.O)は、川越の奥深さに感激! ぜひまた行ってみたいと思いました。
by BicyclingClub
| 2014-11-13 11:47
| サイクリング
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