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6月15日(日) 当日は梅雨の晴れ間の快晴となったが、また大変暑い日となった。 つくば駅前の観光案内所の傍らで本日の参加者8名が揃い、早速近くのレンタサイクル駐輪所で自転車を確保、点検した。なお、8台の内、5台は最近つくば市が購入したばかりの新車であった。これはいままでのレンタサイクルからすると珍しいのではないかと思われる。 準備体操の後、しばらく学園都市の大通りを走り、途中スーパーで水や食料を補充し、直ぐに都市の中心から外れで農村地帯に出て、りんりんロードを目指した。このロードは既に走った経験のある方々もおられると思うが、土浦から岩瀬にいたる約40キロの自転車道であり、かっての筑波鉄道の廃線の跡を自転車道として整備したものである。 今回はそのロードの一部を途中から走ったのであるが、道の両脇の桜の木がまた充分大きくなっていないので、日差しが強かった。 今回の最初の目標は小田城跡であり、しばらく走って到着したのであるが、まだ整備中ということで土塁の外から眺めるのみとなった。眺めてみる限りでは城跡らしき構造物など見られず、なんとも物足りない想いであった。13世紀から16世紀にかけて存在していた城ということであるが、一般によく知られている出来事としては鎌倉幕府滅亡の後、南北朝分裂の際、南朝方の重臣北畠親房がこの城に入り、「神皇正統記」を執筆したということぐらいであろうか。 走っている途中木陰があると一休みして水分補給などしたが、お昼頃には予定どおり、平沢官衙遺跡に到着。日陰を選んで先ずは昼食。 この遺跡は奈良・平安時代の筑波郡の役所跡であり、本格的な調査が行われたのではこの10年前位からである。現在、多数の高床式の倉庫跡などが確認されている。 これらの倉庫にはそのころの税である稲や麻布などが納められたそうで、3棟の大きな高床式倉庫が復元されていた。 この遺跡の近くにある北条の町はかって筑波神社の門前町として栄えたところで、古い町並みがみられるというところである。町中で「ふれあい館」という看板を掲げている店に入りアイスクリームを食べたり、お茶を御馳走になりながら、現地の観光振興会の方から町の物語をきいた。古い話もさることながら二年前この町は大きな竜巻により甚大な被害を被って、この被害は全国的なニュースとなった。復旧は大変だったようであるが、町を走ったところでは被害の跡は全くみられず古い民家も残っていた。 学園中心部への帰途はなるべく古い民家などが残る道筋を走ったが、道沿いに立派な長屋門を構える大きな屋敷が次々と現れてきたうえに、古い形式の門を新築している屋敷に出合ったのにはびっくりであった。一休みしたいと木陰を探していたら神社の森に出会い、早速自転車を入れて、一息ついた。 ここは一ノ矢八坂神社という古い神社であったが、聞けば「にんにく守」とか「にんにく祭り」ということがおこなわれているようである。昔、朝鮮から持ち帰られたにんにくは病厄難を祓い清めるお守りとして役立ってきたようである。 学園中心部へ向かう大通り沿いには樹木が大きく育ってきるので、並木の木陰を快適に走ることができた。 残る最後の目標はつくばエキスポセンターの見学である。名前のとおりここは約30年前の昭和60年に開かれて国際科学技術博覧会の会場の一つとして建設されたもので、現在は科学技術館として運営されている。 ここのプラネタリュームは大型画面で見応えがあるとのことであったが、時間の関係もあり、館内の一般見学だけにした。深海探査、宇宙開発、新エネルギーなどの解り易い展示などがされていた。日曜日ということもあり、小中学生など沢山の子供達が楽しそうに物理の実験の道具に触ったり、回すなどして、今では地元の人々の楽しめる場になっていた。 自転車を元の駐輪所に戻し、クールダウンをして本日のサイクリングは終了し、後は例のとおりの有志による反省会となった。(T.Y記)
by BicyclingClub
| 2014-06-18 11:30
| サイクリング
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